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【クラロワ】得意デッキは使うべきか使わないべきか

クラロワリーグアジア2019の記事を書いていこうと思っていましたが、諸事情(はてなブログのスマホアプリの機能不足の発覚)などによるモチベ低下などで書く気力が起こらず、正直なところ試合の観戦もせずにドズルさんのチャンネルにアップロードされるピックアップ動画を見て楽しんでいるくらいになっていました。

が、けんつめしさんが釣り動画の体で日本チームが全て出場する日の試合の宣伝をする動画を出しており、それがきっかけで再び見てみました。

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JACKさんの2.6ホグの試合が印象的

2:24:40~のJACKさんの試合。

言わずと知れたPSデッキの2.6ホグで世界一ということで、JACKさんが2.6ホグを使うのを楽しみにしているのは私だけではないでしょう。ウッド、スケルトン、アイスピ、そしてホグライダーとデッキが見えるたびにテンションの上がっていく実況とコメント欄にその期待の高さが表れていました。

それに対し対戦相手のRolaporon選手はラヴァクローン。解説のkooさん曰く「くつがえせる相性ではない」ということで、Rolaporon選手のデッキ読みが完全に刺さり、もしかしたらクラロワリーグで最短じゃないかと思われるくらい一瞬で試合が終わりました。

そして2試合目は、JACKさんの得意デッキの1つの枯渇に対し、Rolaporon選手はアースクエイクホグ。

Rolaporon選手の立場から考えると、アースクエイクホグはJACKさんの2.6ホグをBenZer Ridel選手が打ち負かした実績のあるデッキですし、JACKさんの得意デッキの枯渇に対しても立ち回りやすいデッキです。もう1つのJACKさんの得意デッキであるクロスボウに対しての相性は私には分かりませんが、アースクエイクとローリングバーバリアンとバルキリーがあるので悪くはないと思われます。

Rolaporon選手がしっかりと相手の得意デッキを広範囲にカバーできるデッキ選択をし、順当に勝利したという印象の試合になりました。

得意デッキは使わない方が勝てるのでは?

みかん坊や選手で言えばバルーン、JACK選手なら2.6ホグ、焼き鳥選手やX-bow Master選手ならクロスボウといった代名詞的なデッキを所持している方は、メタカードやデッキ選択でそのデッキを対策される可能性が高まります。

それならば、自分に対して使われるであろうメタデッキを逆にメタったデッキ選択が非常に強力なのでは無いでしょうか。そんなことを思わせてくれる対照的な試合が、この日にはもう1つありました。

53:00~のみかん坊やさんのKOH、3タテで話題になっていましたが、この時のみかん坊や選手と相手側のデッキ選択が非常に面白いです。

みかん坊や選手の得意デッキはバルーンですが、ちょっと対空が厚めくらいのデッキなら平気でバルーンを通してくるのがみかん坊や選手の恐ろしいところなので、相手も警戒してバルーンを絶対通さないような遅延デッキを連投してきました。しかしみかん坊やさんはバルーンを使いませんでした。

最後のみかん坊や VS X-Bow Masterの試合では、X-Bow Master選手は迫撃ロイホグ、それに対してみかん坊やさんはロイジャイデッキでした。お互いにどんなデッキが来ても対応できるデッキを選択しつつも、やはり相手の得意デッキを警戒したデッキ選択というような気がします。

みかん坊やさんの立場からすると、クロスボウをメタるというところまでは行かなくてもクロスボウに弱いデッキは投入できないでしょうし、X-Bow Master選手の立場からすると、バルーンに弱いデッキは投入できないでしょう。

得意デッキがあると相手は絶対に意識してくれるので、得意デッキの裏をかいたデッキ選択を通しやすくなるという意味では、得意デッキは使わない方が勝ちやすいのではないでしょうか。

でも得意デッキを使って勝った時のインパクトは凄い

これは去年のクラロワリーグの試合ですが、世界一決定戦でみかん坊やさんがバルーンを使った試合(1:58:16~)です。

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このバルーンが通ったシーンの会場の盛り上がりですよ。ギャラリーとしては、やっぱりこれを見たいという期待がありますし、やはり期待には応えたいというプロの考えもあると思います。

そして得意デッキを投入して勝つことができれば、それだけ次の試合では相手チームに警戒させることができ、よりデッキの読み合いで優位に立ちやすくなります。

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実際、みかん坊や選手は少し前の試合ではバルーンデッキを投入しており、BenZer Ridel選手のラムライダーに勝利を収めています。

その試合ではデッキ読みで勝っていたとは思えず、苦しい試合運びをしていました。PONOSチャンネルでみかん坊や選手自身が死亡ポイントを解説(6:20~)していますが、ちょっとした手違いで死亡するシーンが何度もありました。

そしてこのような劇的な勝利をされると、次の対戦相手としては対策せざるを得ず、デッキ読みの深みにはまっていくことになります。

そう考えると、ちょっと厳しいくらいの相性で勝っていけるくらいでなければ、あえて警戒されている得意デッキを投入していくことの戦略上の意味は薄いのかな、なんて思ったりします。それでこそ得意デッキ、だからこそ得意デッキ。

得意デッキだからこそ勝てるというよりは、得意デッキだからこそ勝たなければいけないという感じでしょうか。得意デッキの投入というのは、目の前の1勝以上の意味を持った戦略上の大勝負と言えるような気がします。

余談:スパーキーを出さない試合では全て勝っている男がいた

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その次に行われたクラロワリーグの試合では海外チームしかいなかったのですが、Talon VS KIX(2:40:30~)ではちょっと面白いことが起こりました。

スパーキーを得意とするTalonのyugiart選手が大活躍だったわけですが、スパーキーを投入した試合はすべて負けてしまっています。

エレウィズBanからのスパーキー投入ということで、苦手カードをBanして得意デッキを通すという戦略だったのは明らかでしたが、完全にスパーキーデッキは潰されてしまっていました。

相手がここまでスパーキーを意識したデッキ選択をしてくれているのなら、相手のデッキ読みを逆手に取れれば結果は違ったかもしれません。

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伝わらないかもしれませんが、アイシールド21の326話目のヒルマ対クリフォードみたいだなって思いました。

「分かったかカード捌きってのはな『あのカードを出すかもしれねえ』って思い込ませたらその時点で勝ちなんだよ」

まあつまり、得意デッキを警戒させた時点である程度は有利になっていると言えるでしょう。出すかもしれないというだけで、相手は意識した動きをせざるを得ません。その逆を突けば勝てるというわけです。

まあ、漫画ではこんな風に言い返すわけですが。

「分かったかカード捌きってのはなァ『そんなカードは出すわけねえ』って思い込ませたらその時点で勝ちなんだよ」

とね。というわけで得意デッキの警戒が薄れてきたら思いっきりぶちかまして差し上げた方がよろしいかもしれません。

というわけで、アイシールド21激熱なんで少年漫画好きな方は是非。